この作品は、小さなキノコを幼木が傘になって護っているイメージで撮影しました。玉ボケを雨粒に擬えて、多くの玉ボケを傘の上に配置し、傘の下には玉ボケが来ないようにカメラ位置と高さを微調整し、傘で護るイメージをより強調しました。
ところが後でキノコの生態を調べてみると、暗い森の中で十分光合成できない幼木に、大木から菌糸を通して栄養分を吸収したキノコが、やはり菌糸を通して栄養分を分け与えることがあると知りました。つまり実態は逆で、キノコが幼木を護ってあげているかもしれないのです。この1枚の写真から、キノコと幼木の不思議な共生関係を感じてもらえたら嬉しいです。
ニコンZ6、ニッコールZ 14-30mm f/4S、f/4、1/90秒、ISO800、山梨県富士河口湖町、7月下旬7AM頃撮影
多摩教室准講師 山之内 徹
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